
こんにちは。先日はファイザー主催の慶応大循内香坂先生による若手医師セミナー「見逃したくないこの心電図」でした。
この勉強会は毎回とても勉強になり、ファイザーさんの戦略性というか、先見性というものには非常に感心致します。
さて今回のセミナーではとても多くのtake home messeageがありました。
「aVRは北極星」というのが面白かったです。
循環器には「左主幹は教会(学会?)のように敬え」という言葉があるそうですが、aVRのST上昇でLMT100%梗塞だというのがあるんですね。ついつい見逃してしまうaVRも明日からは大事にします。
まずはこの論文。
「Use of the Electrocardiogram in Acute Miocardial Infraction」
N Engl J Med 2003;348:933-940
この論文では心電図よりAMIのより深い解剖学的診断に迫っております。
循環器の専門のドクターは下壁とか、前壁とか以上にどの血管に病変があるかを心電図で考えているんですね。非常に勉強になります。
以前、集中治療学会セミナーで「除細動の機序」についての講義を聴いたことが有りました。不整脈も含め心臓電気生理学は奥が深いですね。歴史のある分野ですが、今後もますます発展していく分野なんだなと感じました。もっと勉強したいです。
下のメモは論文より抜粋。覚えるのは無理なので、ぜひ日常診療メモに入れておいてください。
メモ24 (循環器)
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AMIの心電図
・下壁梗塞(Ⅱ,Ⅲ,aVF)
ⅢのST上昇>ⅡのST上昇 and Ⅰ,aVLで1mm以上のST低下(鏡像変化)
あり→右冠動脈病変(感度90%,特異度71%)
(加えてV1かV4RのST上昇で右冠動脈起始部)
なし→加えてⅠ,aVLでST上昇 and V1-3でST低下→回旋枝病変(感度83%,特異度96%)
・前壁梗塞(V1-3)
V1-3でのST上昇 and
Ⅱ,Ⅲ,aVFで1mm以上のST低下(鏡像変化あり)→LAD近位部(感度34%,特異度98%)
Ⅱ,Ⅲ,aVFで1mm以下のST低下(鏡像変化なし)→LAD遠位部(感度66%,特異度73%)
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文字だと分かりづらいという方は論文の表をメモにいれておいても良いかもしれませんね。

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